メディアドクターとは、医学記事を書く際に、その品質を向上させようとする活動です。医療の専門家とメディア関係者とがチームを組んで、社会に発信された医療・保健記事を臨床疫学などの視点から“採点”、“評価”し、その結果をインターネット上に公表するというユニークな活動で、オーストラリアに始まり、カナダ、米国、ドイツでも実施されているものです。
 日本における活動では、単に記事の内容について論評したり批判したりするということでなく「見出しの裏側“Behind the headline”」にある背景や、報道事例をめぐって現状の到達点と課題、研究成果の意義と限界、報道の影響や改善点、患者・市民からみた医療・健康報道の望ましいあり方、などについて、定期的に開催する定例会においてさまざまな立場からなる参加者により議論を行うことが、海外にはない特色といえます。
 評価のねらいは、記事のABC (Accuracy: 正確さ、Balance: バランス、Completeness: 完全さ) を高めることにあります。具体的に現在、実施しているメディアドクターでは、次の11項目が評価の指標として使用されています。

  ・利用可能性(Availablity/Access)
  ・新規性(Novelty)
  ・代替性(Alternative)
  ・あおり・病気づくり(Disease mongering)
  ・科学的根拠(Quality of Evidence)
  ・効果の定量化(Benefits)
  ・弊害(Harm)
  ・コスト(Cost mentioned)
  ・情報源(News source)
  ・ヘッドラインの適切性(Headline)
  ・背景説明 (Background)
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38. 医療事故に関する報道の変遷〜医療版事故調の今後を考える(2014年11月)

37. 健康食品の機能性表示解禁制度に関する報道:インフォームド・チョイスを考える(2014年9月)

36. 健康診断(人間ドック)の基準値に関する報道(2014年6月)

35. 論文投稿と研究倫理―科学研究の知見をどう伝えるか(2014年5月)

34. 東日本大震災の医療健康報道を振り返る(2014年2月)

33. アトピー性皮膚炎はじめ最近の皮膚科関連の記事を考える(2013年11月)

32. HPVワクチンの効果と副反応〜臨床試験などの結果を踏まえ(2013年8月)

31. 疾患啓発広告を読む:disease awareness と disease mongering (2013年6月)

30. 認知症の画像診断技術に関する報道(2013年4月)

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第38回メディアドクター研究会(2014年11月1日)を開催します。
朝日新聞の医療サイト「アピタル」にて、メディアドクター研究会が紹介されました(2014年9月10日)。
メール会員のお申し込みを受け付けています(2014年9月10日)。
定例会やシンポジウムなど、当会の活動について継続的にメールにて情報を配信しています。
・「メデイアドクター研究会」、「関連文献」を更新しました(2014年9月8日)。
・「情報管理」にて、メディアドクター研究会が紹介されました(2014年8月1日)。
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 メディアドクター研究会は、医療者、ジャーナリスト、政策立案者、患者・市民の連携により、医療・保健情報の評価を通じて、患者・市民にとって有益な情報に関する共通認識を形成し、その質を向上させることを目的とします。
 医療報道の評価、定例会および研修会などの開催、調査研究などを通して、広く活動を行っています。
 原則として医師、研究者が報道された記事を継続的に評価し、その内容を公表することを目指すものとしていますが、評価結果の公表を目的としない勉強会や意見交換会、専門家(ジャーナリスト、医療者・研究者とともに記事について討議するなど、様々な発展形がありえます。
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| 更新:2014年10月7日 | メール会員登録申込・お問い合わせ | リンク・著作権など | プライバシーポリシー |